使い方ガイド
最終更新日:2026年8月29日
Suisui(スイスイ)は、すべての処理を端末の中で完結する日本語キーボードです。入力した文章や取り込んだ文脈を外部に送信することはありません。このページでは、セットアップから各機能の使い方までをご案内します。
1. セットアップ(はじめかた)
Suisui を使うには、端末の「画面キーボード」として有効にし、入力方法として選択します。アプリを開くと、未設定のときはセットアップの案内が表示されます。
- キーボードを有効にする:端末の「設定」→「システム」→「言語と入力」→「画面キーボード」→ Suisui をオンにします。(アプリの「設定を開く」ボタンからも移動できます)
- 入力方法を切り替える:文字入力欄をタップしてキーボードを表示し、入力方法の切り替え(端末によっては 🌐 キーやキーボード切替アイコン)から Suisui を選びます。
アプリのホーム画面で「Suisui が有効です」と表示されれば準備完了です。
有効にするときに出る警告について
キーボードをオンにすると、Android から次のような注意が表示されます(文言は端末によって異なります)。
この入力方法を選択すると、すべての入力内容の収集をアプリに許可することになります。これにはパスワードやクレジットカード番号などの個人情報も含まれます。
これは Suisui に固有の表示ではなく、Android がすべてのキーボードアプリに対して出す注意です。キーボードは仕組み上どうしても入力内容を受け取るため、実際に外部へ送るかどうかに関わらず、OS が一律に警告します。アプリの側でこの表示を消したり、文言を変えたりすることはできません。
Suisui は入力内容・変換の文脈・取り込んだテキスト・音声を、いっさい外部に送信しません。変換も文章の生成も音声認識も端末の中だけで完結します。パスワード欄では変換そのものを停止し、学習も行いません。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。
2. 基本の入力
ローマ字入力(QWERTY)
ローマ字で打つと、自動でかなに変換されます(例:nihongo →「にほんご」)。
ライブ変換
入力すると、漢字かな交じりの変換プレビューが下線つきで表示されます。これは未確定の表示です。そのまま打ち続けても、いつでも候補から選び直しても、無視して上書きしてもかまいません。Suisui が勝手に確定することはありません。
確定する
変換キーを押す、候補バーの候補をタップする、スペースキーを押す、といったあなたの操作で確定します。
カーソル操作・削除
- カーソル移動:スペースキーを左右にスワイプするとカーソルが動きます。
- まとめて削除:Backspace(⌫)を左右にスワイプすると範囲選択して一括削除できます。
- 連続削除:Backspace を長押しすると連続削除し、続けると語のまとまり単位に加速します。
英数・カタカナ
「あA1」キーで、かな入力・英字・数字を切り替えられます。カタカナも候補から選べます。
3. 変換と候補の選び方
文脈変換(同音異義語)
前後の文章を読んで、同じ読みでも適切な漢字を選びます。たとえば「らいしゅうのこうえんのしりょう」では「講演」、「こうえんでうちあわせ」では「公園」のように切り替わります。
候補バーと全候補パネル
変換中は候補バーに候補が並びます。タップで確定します。候補バー右の ▼ を押すと、すべての候補をグリッドで一覧表示できます。
文節の区切りを変える
変換の範囲が意図と違うときは、候補バーの ◀ ▶ で変換対象の文節を1かなずつ調整できます。前から順に確定していけます。
🩹 もしかして(明示的に訂正)
確定したあとで誤変換に気づいたら、ツールバーの 🩹 ボタンを押すと、直前に確定した語をもう一度変換して候補を出します。選び直すだけで修正できます。変換中に押すと、全候補パネルを開きます。
もしかして訂正(自動)
確定後、続けて入力した文脈から前の変換ミスらしきものを見つけると、「もしかして」のチップを控えめに表示します。1タップで置き換えられます(不要なら無視できます)。
4. キーボードの種類と切り替え
Suisui は2種類の入力方式に対応しています。🌐 キーで切り替えられます。
- QWERTY:ローマ字入力。
- フリック/12キー:中央タップ+上下左右のフリック。かな・英字・数字の面を切り替えられます。
配列プリセット(移行元に合わせる)
記号の配列や見た目を、お使いだったキーボードに近づけるプリセットを選べます(Android標準風/iOS風/Galaxy風)。設定画面の「記号の配列」から選択します。
フリックの設定
設定画面の「フリック入力」で、連続タップでかなを送る機能をオン/オフできます。
- オン(既定):同じキーを連打すると「あ→い→う→え→お」と送ります。
- オフ:連打は「あ」を繰り返し入力します(い・う・え・お はフリックで入力)。
PCキーボード(リモートデスクトップ用)
パソコンにリモート接続(リモートデスクトップ)して、スマホをパソコンのキーボード代わりに使う特別なモードです。矢印キー・F1〜F12・Ctrl+C などの、物理キーボード相当のキーを送れます。外出先からパソコンを操作するときなどに便利です。
設定画面の「PCキーボード」で有効にすると、🌐 キーの長押しから「PCキーボード」を選んで切り替えられます。ふだんはスマホのキーボードが既定で、必要なときだけ切り替えて使います。
- パススルー:打ったキーをそのままパソコンへ送り、日本語の漢字変換はパソコン側で行います。普段パソコンで入力している感覚で使えます(Microsoft リモートデスクトップなど向け・おすすめ)。
- 端末内変換:Suisui 側で漢字変換し、確定した文字を送ります。文字をそのまま受け取れるアプリ向けです。
記号がうまく入らないときは、設定の「記号の送り方」と、アプリ内に表示される「おすすめの設定」をご確認ください。Microsoft リモートデスクトップでは、アプリ側の設定で「スキャンコード入力」をオンにするのがおすすめです。リモートデスクトップでは一部のキーが使えません(FAQをご覧ください)。
5. ✨ AIアシスト(返信・呟き)
相手のメッセージへの返信文案や、コピーした文を題材にした投稿文案を、端末の中だけで生成します。あくまで下書きなので、選んで使うのはあなたです。
✨AIアシストには、専用の言語モデル(約930MB)が必要です。アプリの設定画面から取得してください。取得は Google Play ストアが代行し、アプリ自身が通信することはありません。一度取得すれば、以降は端末内だけで動作します。
返信アシストの使い方
- 相手のメッセージをコピーするか、文を選択して共有メニューから「📎 文脈として取込」、または ✨ パネルでコピー文を採用します。
- キーボードの ✨ ボタンを押してアシストパネルを開きます。
- 意図のチップ(了承・お礼・断り・質問・お願い)を選びます。「お願い」は、相手がやってくれることに対して「お願いします/わかりました」のように返すときに使います。
- 口調(自動・丁寧・カジュアルなど)を選べます。
- 2つの案が表示されるので、いずれかをタップして入力欄に挿入します。🔄 で作り直せます。
呟き(投稿文案)
アシストパネルの「呟き」タブでは、コピーした文や書きかけを題材に、感想・報告などの短い投稿文案を作れます。題材のテキストはパネル上に表示されます。
6. 便利な機能
ユーザー辞書
読みと表記を登録すると、その読みのときに第1候補として確実に出ます。設定画面の辞書から登録・削除と、ファイルへの書き出し/読み込みができます(保存先はご自身で選べます)。
学習
よく選ぶ語を学習し、次回から上位に出します。学習データは端末内で暗号化(AES-256-GCM)して保存します。設定画面からいつでもリセットできます。
固有名詞・一般語の辞書
人名・地名・組織(約31万件)と、よく使う一般語の辞書を内蔵しています。「やまだたろう→山田太郎」のような固有名詞も、変換の取りこぼしが起きやすい一般語も、候補に出やすくしています。
クリップボード履歴・定型文(スニペット)
直前にコピーした文を、キーボードのクリップボードボタンから呼び出せます。よく使う定型文はスニペットとして登録し、短い読みで展開できます。
絵文字・顔文字・記号パレット
絵文字(220種以上)・顔文字(90種以上)・記号を、😊 や !?# のパレットからすばやく入力できます。最近使ったものは履歴に残ります。
文脈の取り込み(📎)
相手のメッセージや資料を取り込むと、その中の語を変換に反映します(例:取り込んだ作品名が変換候補に出やすくなる)。取り込んだ文脈はメモリ上だけに保持し、外部に送信しません。
打鍵の触覚
キーを押したときの触覚フィードバックに対応しています。オン/オフは端末の「キー操作時の触覚(バイブ)」設定に従います。
7. 設定
アプリを開くと、次の設定を変更できます。
- 入力方式:QWERTY / フリック12キー。
- 記号の配列:移行元に合わせるプリセット。
- スペースキー:半角/全角スペース。
- 入力支援:打ち間違い防止など。
- フリック入力:連続タップでかなを送る(オン/オフ)。
- ✨AIアシスト:返信モデルの取得・状況確認。
- 学習データのリセット:学習した並び替えデータを削除。
8. よくある質問(FAQ)
入力した内容は送信されますか?
いいえ。入力した文章・変換の文脈・辞書・音声は、すべて端末内で処理し外部に送信しません。Suisui が通信するのは、設定でオンにした場合の障害情報だけです(初期設定はオフ・入力内容は含みません。集計のためアプリごとの識別子が付きます)。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。
有効にするとき「パスワードも収集される」という警告が出ます。
Android がすべてのキーボードアプリに表示する注意で、Suisui に固有のものではありません。アプリ側で消すことはできません。Suisui は入力内容を外部に送信せず、パスワード欄では変換も学習も行いません。詳しくは1. セットアップの「有効にするときに出る警告について」をご覧ください。
なぜ AI モデルのダウンロードが必要ですか?
賢い返信・呟きの生成のためです。取得は Google Play ストアが代行し、アプリ自身は通信しません。一度取得すれば、以降は端末内だけで動きます。変換(かな漢字変換)はモデル取得なしで使えます。
AIアシストのモデル取得が進みません。
取得はバックグラウンドで行われ、通信環境により時間がかかることがあります。モバイル通信時は確認が表示されることがあります。Wi-Fi 環境での取得をおすすめします。アプリの設定画面で状況を確認・再試行できます。
無料で使えますか?
いいえ。買い切りの有料アプリです(¥480)。購入後は全機能をずっと使えます。月額課金やアプリ内課金はありません。
広告は出ますか?
出ません。プライバシーを最大の価値と考えています。
対応端末は?
Android 9.0 以上です。
他のキーボードに切り替えたい/戻したい。
文字入力中に、入力方法の切り替え(🌐 キーやキーボード切替アイコン)から他のキーボードを選べます。
PCキーボード(リモートデスクトップ)で一部のキーが効きません。
リモートデスクトップアプリ(特に Microsoft リモートデスクトップ)の仕様により、ソフトキーボードから送ったキーの一部が接続先のパソコンに届きません。Suisui 側の不具合ではなく、リモートデスクトップアプリの制約です。
- コピー・切り取り・貼り付けは、そのまま使えます。これらはリモートデスクトップが受け付けない組み合わせのため、Suisui が自動で同等の操作(Ctrl+Insert / Shift+Delete / Shift+Insert)に置き換えて送っています。
- 検索(Ctrl+F)・取り消し/やり直し(Ctrl+Z/Ctrl+Y)・PrintScreen は使えません。リモートデスクトップ側が受け付けず、置き換えられる同等のキーもないためです。
- 無変換・変換・かな・¥・ろ・Windows キーは届きません。これらは日本語(JIS)配列だけにあるキーで、リモートデスクトップが転送できないためです。
これらのキーがどうしても必要な場合は、パソコンに物理キーボードを接続してお使いください(物理キーボードからはすべて正常に動作します)。なお、日本語入力そのものは「半角/全角」キーと「変換(スペースキー)」で問題なく行えます。パスワード管理アプリからの貼り付けなど、一部の貼り付けは Suisui が文字を直接打ち込む方式で対応しています。
学習やユーザー辞書のデータを消したい。
学習データは設定画面の「学習データのリセット」で、ユーザー辞書は辞書画面でエントリごとに削除できます。アプリをアンインストールすると、すべてのデータが端末から削除されます。
解決しないご質問は、お問い合わせフォームよりお送りください。